昭和元禄落語心中
全巻読んだ。まず、主人公は与太郎じゃなくて菊比古だよなぁ、と。菊比古が落語の世界に入ってから死後までを描いている。
人の一生を描いていることもあり、文学的な要素が強い。落語を知っているともっと面白いだろうなぁ。。。
少しネタバレだが、読んだ考察を1つだけ備忘のためにまとめておく。あくまで僕の解釈。
落語の神様というのは結局のところ死神なのだと思う。その人の役目が終わったときに「死神」の落語をやるとその人に所縁のある人が現れている。ので、「死神」という落語を通じてあの世とこの世を結ぶことができるのが落語の神様なのかなぁと。
いろいろと考えられる作品なのでもう何度か読み返したい。